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京成立石思い出のアーケード街のコロッケとイカフライ(昭和の下町立石グルメ食レポ)

昭和40〜50年代の東京下町「京成立石」を舞台に、そこに住んでいた当時の日常を、振り返る回顧録

 

センベロ、飲み歩きで有名な「京成立石

京成立石といえば、駅前の昭和の香り漂い昔を思い出させてくれる古き良き街並み

 

生まれ育った京成立石の素敵な思い出を形に残したい!という想いから、

 

京成立石で生まれ育ち、京成立石に20年以上住んでいた方々の監修のもと、ご紹介させていただきます。

 

古き良き時代、そして、昔の立石について、懐かしいなあと、あの頃は、と昔を振り返り思い出すことや、いま現在の京成立石との違いについて、知っていただくきっかけになりましたら、うれしいです。

 

昔の京成立石を物語風にご紹介します。

 

 

 

 

京成立石駅につき、気持ちがザワザワする。

気がかりなことがあるから。

私の素敵な思い出の場所、京成立石

ふと、京成立石に関するニュースが目に入り、気持ちがザワザワしていた。

京成立石駅 再開発」

私の育った思い出のある京成立石は、

まだ残っているのだろうか?

それとも、もう跡形も無く消えてしまったのだろうか?

そんな気持ちで、

カンカンカンと鳴る踏切の音を聞きながら、改札をでて、階段を降りる。

 

まだあった!よかった!

駅の階段を降りてすぐに目の前に広がっていた。

 

京成立石アーケード街。

安心して、ほっと胸をなでおろした。

しかし、

アーケード街の周りを見渡してみると、

昔とすでに変わってしまったところもあり、

少しさびしさを感じつつ、

以前はどのような光景だっただろうと、

ふと昔を振り返る。

 

当時、京成立石アーケード街で、よく食べていたものがある。

 

店前で、じゅうじゅうとその場であげてくれる手作りコロッケ

 

小判形のひとくちサイズのコロッケは、

揚げたてで、

衣はサクサク、中身はしっとりとしたジャガイモがぎっしり詰まっている。

 

仕事帰りの人が家路にむかう途中で、店に立ち寄り、

ハフハフとほおばりながら、

コロッケを片手に、食べながら帰って行く。

こんな光景が、ここでは常だった。

 

仕事終わりに気持ちを落ち着かせてくれる家庭的なコロッケ。

サクサクの衣と、しっとりとしたジャガイモの食感と旨みが口にぶわっと広がり、心もスッキリ晴れ渡る。

 

そんなコロッケも好きだが、

私には、もうひとつお気に入りのものがある。

 

イカフライだ

 

こちらも揚げたてで、

香ばしい風味の衣と、ザクザクの食感。

かめばかむほど口の中にひろがるイカの旨み。

イカフライの中身はしっとりとやわらかいが、イカの厚みも十分にあるため、やわらかくも歯応えも感じられる。

 

大好きなイカフライ

 

そんな昔の思い出を振り返っていたら

懐かしく、また食べたい!と思い、

その店に足を運ぶ。

 

比較的こじんまりとした店頭の少し奥にある大きな揚げ場。

ジュージューパリパリと、揚げ物の軽やかな音を立てながら、

今日もコロッケを揚げている。

 

「コロッケとイカフライ1つずつちょうだい!」

「はいよ!」

「ハフッ。やっぱりこれだよなぁ!揚げたてはうまい!」

 

これだよこれ!

このアーケード街で、よく食べていたなぁ

 

昔と変わらず、美味しい

 

思い出の詰まった

コロッケとイカフライ

お腹も心も満たされる

 

私の素敵な京成立石の思い出